長いこと暗い道を歩いてると
この先もずっと暗いもんだと思っちまう
前に進むことがイヤになる
自分の道がこの先どうなってるか分かってるやつなんてこの世にひとりもいねえ
俺らにできるのは
立ち止まって泣くか
一歩でも前に進むかのふたつだけだ
あんたはどっちでも好きな方を選んでいい
最近、龍が如くのムービーまとめ動画を観るブームが再燃中で、「7」「7外伝」「0」と勢いのままに再生した。
冒頭のこの桐生さんのセリフは、極道とは無縁の私の心にも沁み込んだ。
「立ち止まって泣くか
一歩でも前に進むかのふたつだけだ」
・・確かにそうだ。
仕事のこと、子どものこと・・あーだこーだと悩んでは憂鬱になる日々だが、結局のところ今は一旦立ち止まるか進んでみるかしかないのだ。
そして、派手ではないが心に残ったのがこの次のセリフ。
「あんたはどっちでも好きな方を選んでいい」
桐生さんが桐生さんである所以はこのセリフにあると思う。
普通のヒーローだったら、前者はたぶん選ばせてくれないだろう。
前に進むことがカッコ良くて、立ち止まることはカッコ悪いのだ。
でも、桐生さんは好きな方を選べと言ってくれる。
その心に相手を試すような目はない。
さて、私はどちらを選ぼうか。
今は立ち止まるよりは一歩でも前に進みたい。
立ち止まってみて気づいたが、私はぼーっとすることが苦手のようだ。
ぼーっとスキルが低すぎた。
未来は何も決まってないし、誰かに試されてるわけでもない。
いまの私は何を選んだっていいのだ。
そんなつもりで観ていたわけではないのに、思いがけず桐生さんに励まされた夜であった。